いやしのひとときを作り出すコーヒー好き

もともとはスタイリスト志望。
ふとしたきっかけでカフェ店長に

まずはお仕事について教えてください。

福岡市内にある「Pin Coffee & Bar」というカフェで店長をしています。うちはサイフォンコーヒーを提供する、福岡では数少ない場所。抽出している間のポコポコ…という静かな音や香り、豆本来のすっきりとした味わいを楽しめるのはサイフォンならでは。豆はシロウズコーヒーでサイフォン専用に焙煎してもらった中深煎りのものを使っています。

変わった店名ですが、どんな意味が込められているのでしょう？

ピンコーヒーと読むんですが、店名のピンは店がある高砂という地名に由来してるんです。有名な能の演目「高砂」に松が登場するので、フランス語で松を意味する「Pin」を店名にしたそうです。ちなみにカウンターの木材にも松を使用しています。あと、ちょっとダジャレっぽくなるんですが「１人（ピン）でも気軽に来られる店」に、という気持ちを込めたダブルミーニングでもあります。
実際、１人でフラッと訪れてくださる方も多いし、お客さん同士で顔見知りになったり、話が弾んで友達になった、という方もけっこういらっしゃいます。

昔からずっとカフェのお仕事を？

それが全く。今のお店が初めての飲食業です。私、もともとはスタイリストをめざしてたので、高校卒業後はスタイリストアシスタントをしてたんですよ。先輩スタイリストについて広告やCMなど、いろんな撮影現場を回ってました。大きな荷物を持って衣装のリースや返却に走り回ったり、撮影時にひたすらアイロンをかけたり、とにかく体が資本！というハードな仕事でしたが、いろんな経験ができて楽しかったです。
そのころよく一緒に仕事をしていた人から、「カフェをオープンするから一緒にやらない？」と声をかけてもらったのがきっかけで、今の仕事に就きました。

いろんな職種のお客さんから
いろんな話を聞くのが楽しい

カウンターだけの小さな店なのでお客さんとの距離感が近いのと、もともと人と話すことが好きな性格ということもあって、仕事中はずっとおしゃべりしてますね(笑)。通りを挟んだ向かいのテレビ局の方や近隣の会社員、ファッション関係の方など毎日いろんな職種のお客さんが来てくれるので、いろんなお話が聞けて楽しいです。
店の2階がネイルサロンなので、美容関係の方も多いですね。たまに「化粧品何使ってる？」「今どんなコスメがはやってる？」と、美容談義で盛り上がることも。

初めは固形石けんでの洗顔が
不安だったけど、
今ではすっかり赤箱派に

では、赤箱とのなれそめについて教えてください。

もともと実家では体を洗うのに赤箱を使ってたんです。そのころは赤箱が顔にも使えるって知らなかったので、洗顔には使ってなかったですね。その後一人暮らしを始めて、たまたま立ち寄ったコンビニで赤箱を見かけて、懐かしくなって久しぶりに買ってみたんです。その頃ちょうどネットで赤箱が話題になり始めていたのでチェックしてみたら、赤箱で洗顔できることを知って。私は乾燥肌なので、固形石けんで洗顔？脱脂力強すぎるんじゃない？という不安もありましたが、恐る恐る洗顔に使ってみたら、心配していたようなつっぱり感もなく、すごく好みの使用感でした。それ以来、1年ほどリピートしています。

赤箱のどんなところがお気に入り？

子どものころから慣れ親しんでいたので、香りをかぐだけで懐かしい気分になれることですね。あと、つっぱり感が気にならないところ。以前は洗顔後すぐ化粧水をつけなきゃ！とあせることが多く、それがストレスになってたんだなと赤箱に転向してから気づきました。弾力のある泡が作れるところも気に入っています。毎日、泡立てスポンジで大量に泡を立て、顔中に泡を乗せて泡パックするようにして洗顔しています。泡のキメが細かくて肌に密着するので、泡パック中に垂れてこないところもいいですね。

休日は趣味と実益を兼ねて
カフェ巡りを

お休みの日はどんなことをして過ごすのでしょうか。

勉強を兼ねて、コーヒーを飲み歩くことが多いです。自分の店で出すコーヒーは中深煎りですが、個人的には浅煎りが好きなので(笑)、休みの日には浅煎りコーヒーが飲みたくなるんですよね。幸い、博多はスペシャリティコーヒーを提供する小さなカフェがたくさんあるので、好みの味を探してあちこち回っています。店ごとにいろんな個性があって楽しいですよ。

最後に、赤箱未経験の方へのメッセージをお願いします。

固形石けんに対して、ガサガサになりそう、うるおいを全部持って行かれそう…というマイナスイメージを持ってる人って多いと思うんです。私もそうでした。でも、赤箱を一度使ってみれば、そのイメージがガラリと変わるはず！