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環境にやさしい石けん「生分解」を知ろう

毎日使う石けん。手を洗ったり、体を洗ったりして 流した石けんは、その後どうなるのでしょう?石けんの「生分解」をイラストで説明しています。

正しい石鹸洗顔が必要

どうして石けんは環境に
やさしいと言われるのでしょう?
「生分解」によって石けんは
自然へとかえっていきます。
では「生分解」って?
ここでは、「生分解」についてイラストで
わかりやすく説明しています。

生分解とは

微生物が石けんなどの有機物を分解することであり、「一次的生分解」と「究極的生分解」があります。

一次的生分解とは 分子の一部が分解して別の化学物質に変化した状態で、つまり石けんの泡が立たなくなる、汚れを落とす力が無くなった状態です。

究極的生分解とは 石けんなどの有機物が完全に分解して、水や二酸化炭素などの無機物になるまで分解することです。

生分解の全体をまとめたのが、「生分解全体イメージ図」になります。
石けん(有機物①)は界面活性剤であり、その分子は図のようなマッチ棒型でよく表されます。
この石けん分子を微生物が体内の酵素反応により、有機物②と水と二酸化炭素に分解します。
さらに有機物②も微生物によって、水と二酸化炭素に分解されます。

石けんの生分解は?

石けんは水道水中のミネラルとひっつくことで石けんカスになり、泡立たなくなります。さらに下水処理施設で、微生物による生分解が行われ、短期間で大部分が水や二酸化炭素などの無機物になり、河川に流れていきます。このように生分解性に優れた石けんは、環境にやさしいと言われているのです。